モーサテ プロの眼 原油価格の行方は? 日本経済への影響? [その他]
モーニングサテライト 2014/10/09
解説:マーケット・リスク・アドバイザリー
新村直弘
2014年7月から商品価格が下落している。
原因はドル高。すべての商品セクターに対してドル高は価格低下の要因になる。
原油については世界経済の先行き不透明感も原因。
特にヨーロッパと中国。
特にドイツ。
※製造業PMI(製造業購買担当者景気指数)
ドイツの景気悪化はウクライナ、中東情勢、エボラ出血熱などの影響もある。
中国の景気悪化は人口のピーク、不動産価格下落による国内経済の悪化。
原油需要の大半はヨーロッパ、中国、新興国。
これらの地域の景気低迷による需要の減少も原油安の原因。
日本にとっては原油安でありプラス。
しかし、世界景気の悪化による悪影響もある。
11月後半開催の石油輸出国機構OPECの総会で生産調整が話し合われ、
価格を維持するのではないか。
OPECにも予算レートがあるため、行き過ぎた原油安は避けたい。
原油価格が安いと採算割れする採掘業者は生産を停止し、原油供給量が減る。
OPECが過去に行った減産前後の価格推移では、
GDP成長率が3%を超えている場合価格を維持できた。
しかし、成長率が3%より低い場合は価格を維持できなかった。
IMFの成長率見通し2015年は3.8%
ちょうどよい原油価格は90-110ドル。
オフィシャルサイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
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タグ:モーサテ
2014-10-09 22:40
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