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地球のエネルギーに関する現状、概要 [ドキュメンタリー]

 
エネルギーの奔流

膨張する欲望 終わらない開発 

前編

●爆発する消費
 インド人がアメリカ人並の消費をすれば10年でエネルギーは無くなる。
 インドでは電力不足が経済発展の妨げになっている。停電は日常的。
 グジャラート州 モディ氏が発電所の建設などをすすめ、唯一停電のない州として経済は発展した。

 電気が自由に使えるようになった村の住人は電気店に殺到し家電を買った。
 便利な生活。元の暮らしには戻れない。

 産業革命後200年でエネルギー消費は急増。
 2050年世界の人口は100億人になりエネルギー消費は今の2倍になると予想される。

●飽くなき資源開発
 さまざまなエネルギーを手に入れてきた。
 石炭、石油、天然ガス、原子力、水力、再生可能エネルギー。
 従来よりコストをかければ資源はまだ開発が可能。

・例
 南米ブラジル 沖合300km 
 超深海油田 海上で採掘精製を行う。
 良質な軽い原油がとれる。
 水深2000mの海底からさらに5000m下(プレソルト地層)に原油がある。
 採掘船は1000億円の建造費。34隻が稼働している。

 ブラジル1バレル50ドルが採算ライン
 中東産原油は10ドル
 原油価格の高止まりにより利益が出る。

・例
 カナダ アルバータ州
 オイルサンド
 埋蔵量
 日本の消費量100年分を超える。
 ブラジルの石油の3倍以上。

 オイルサンドを含む地層を水平に掘削し270℃の水蒸気で加熱。
 その下のもう1本のパイプで石油を回収する。
 1バレル70ドル。

●資源輸入国の苦悩
 トルコは資源が乏しく輸入量が増えている
 貿易赤字も拡大している。
 水力発電所を増やすが10年で2倍になると予想されるエネルギー需要を賄えない。
 エネルギーの開発を急いでいることが炭鉱での事故の一因とされている。

●加速する原発ビジネス
・ロシア国営原子力企業ロスアトム
 トルコから原発4基を受注
 原発の建設費負担、運転も行う。
 所有権はロシアにある。
 発電した電気をトルコに販売しロシアが収益を得る。

 コアキャッチャーがメルトダウン時の核燃料を受け止める構造。

 トルコの若者400人を6年間教育し原発の運転員に育てる。学費などをロシアが負担。
 その後、原発で働く。

・アレバ
 核燃料の供給から核燃料の処理までを行う。
 核燃料確保のためモンゴルで開発を行う。
 モンゴルはウラン埋蔵量は世界最大と言われるがほとんど手つかず。
 採掘されたウランの加工も行う。

 放射性廃棄物の処理
 フランスビュール村
 地下に廃棄物処理実験施設
 100年後ぐらいまでは取り出し可能。
 新技術が開発された場合には取り出し再処理が可能。

●大量消費社会の綻び
 経済成長を優先する考え方を続ければ、様々な問題に直面し産業文明は終焉を迎える。
 過去にも文明は消滅し、人口減少をしている。

 オイルサンドの生産は大量のCO2を排出
 カナダは京都議定書から脱退


後編

欲望の代償
破局は避けられるか

●経済発展の代償
 中国ゴビ砂漠
 中国は37億トンの石炭輸入 世界の50%
 石油の3分の1の価格 最も環境に悪影響を与える
 石炭使用量を減らせば経済成長が悪化する
 代替として海洋資源を開発している

 100年でエネルギー消費量が増えCO2の排出量も増えてきた
 石炭は消費が最も伸びている
 CO2排出量は天然ガスの2倍

 温暖化による海面上昇
 インドネシア ジャカルタは10%50万人が水没する
 10年でGDPは4倍に増えた
 CO2排出も世界の4倍のペースで増加した
 10年後は今の2倍になる見込み
 環境か成長か

 気候変動により食糧危機が起きる
 海面80cm以上上昇

 新興国は化石燃料を燃やす方法は選べない

●避けられない難問
 モンゴル国際処分場
 使用済み核燃料の共同処分場の計画があった
 放射性廃棄物は自国内で処分するのが今までの常識
 モンゴルはウランを高く売りたかった。
 モンゴル国民が反対し国際処分場計画は消滅。

 国際処分場は経済的効果が高い
 北海に国際処分場計画がある
 放射性廃棄物の処分を考えず原発を造ってはいけないと提唱

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